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まつろわぬ民2017と岩田達宗×ミャゴラトーリ小劇場演劇的オペラ「リゴレット」
170606

 風煉ダンスの「まつろわぬ民2017」とミャゴラトーリの岩田達宗×ミャゴラトーリ小劇場演劇的オペラ「リゴレット」の両方を、数日を空けただけで観るという稀有な体験をし、未だに強烈な感動と興奮が暴れ出すのを抑えながら社会生活をしている…そんなここ数日です。

 当初それぞれの感想を言葉足らずながらなんとか書こうと思っていたのだけれど、二つを同時期に観たことも大きな意味があるのかもしれないと思って、私なりにまとめてみます。

 何百という黒いゴミ袋を積み上げたゴミ屋敷というゴミの山に、コテコテのゴミ達が蠢くまつろわぬ民と、舞台装置はテーブルのような長方形の箱とわずかな数の椅子と小道具のリゴレット…対極の舞台装置に始まり、ど派手な衣装のまつろわぬ民と、シンプルな黒を基調とした衣装のリゴレット…二つの作品はまるで異なるように思います。
 
 けれど、演出により演者達が何度も何度もまさに命を削らんばかりに積み上げ積み上げまた崩し、練り上げてまた崩し、関わる人々すべてが悲鳴を上げてもなお食い下がり食らいつき、限界をはるかに超えたところにある作品という点で、全く同じです。

 リゴレット出演の主な役をされた歌手の方が「もう暫く、魂出ないです。」とおっしゃっていました。この言葉も、きっとどちらの作品の方も思われたのではないかと、象徴される言葉のように思いました。

 私は演劇もオペラも多くを見ているわけではないので他と比較はできないのですが、年間何十本とご覧の方々が、チケット代が何万円もするオペラをご覧の方々が、物凄い舞台だと、他にはないと、こんなリゴレットはいくつもオペラを見てきた人は腰を抜かすだろうと賞賛されておられるのを読むと、その情熱とエネルギーと、何年も培って鍛え上げた演者や演出などの技術、技術を超えた魂の演技は、追随を許さないもののように思います。

 まつろわぬ民では「しっかり抗わないと、いつの間にかひと摑みの者たちのいいなりになってしまう」と訴えます。
リゴレットでは「どんな理由があろうとも、人は人を殺しちゃけない、平気な気持ちでいちゃいけない、殺めることに心底ビビらないといけない」と演出家の岩田達宗氏は打ち上げの席で話され、それを芝居で表し続けていると、それが芝居の役割だとお話しされていました。

 今私たちが置かれている世界で、一番大事な二つのように思います。そしてそれを人々に伝えるために、演劇人もオペラ歌手も演出家も支えるスタッフ達も、人生を賭けて臨んでいるように思います。
 二つの舞台からは湧き上がる勇気と元気、ぐいっと背中を押されるエネルギーを感じました。

 この二つの舞台には遠く及ばないですが、私の絵をご覧下さった方が、何か大事なことを見直す機会になってくれたらと、そんな絵が描けるようになりたいと思いました。

 どちらの舞台にも共通するのはギリギリの低予算で作られているということ…ギリギリの低予算で最高峰の作品というのも同じです。
ミャゴラトーリ制作サイドで出演の大澤恒夫氏のブログを読んでいただけるとよくわかります。

 丁寧に積み上げたものをそぎ落とし切った研磨された演出の素晴らしさなど、まだまだ書きたいことはありますが、両劇団も今後ももちろん続きます。ご自身で舞台を体感していただきたいと心から願います。
 
「まつろわぬ民2017」は、これから東北ツアーに入ります。詳しくは「まつろわぬ民2017特設ページ」をご覧ください。

 
 

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おでかけ | 00:31:14 | トラックバック(0) | コメント(0)

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